発達障害と私
あなたは発達障害です。
って言われた時、答えが解って嬉しいって気持ちより、ああ一生まともな人並みの生活ができないんだ。
って思ってとても辛かった事を覚えています。
親は親なりに必死に発達障害である私の育て方を調べたり実践したりしてくれたんですが、私が診断を受けた当時は発達障害なんて言葉はメジャーではなく、資料もなく、しかもリタリンが処方されてたぐらい前のことなんですよね。
だから親自身もたくさん本を読んでもどうしていいか狼狽していたはずですし、情報通りにやっても発達障害は千差万別。
だから親の期待には今現在でもあまり応えれてないように思います。
私の場合はADHD。
所謂多動型で、授業中落ち着かない、空気読めない、注意散漫、過集中がありました。
ていうか、あります。
たくさんの人を不快にしてきたのも、人の機嫌を害すのも、人を不幸にするのも、全部障害のせいだから気にしなくてもいい。なんて事は思えませんでした。
人を嫌な気持ちにさせた原因が自分にあるからこそ、同じように傷ついたりしてきて、多分普通なら理解できる感情も理解できず、なんでなんだろ?って首を捻ってました。
とりあえず私がした事は
・発達障害について調べる
・本をたくさん読む
って事ですかね。
発達障害について調べると、どのような行動が問題を起こしてるのか解るんですが、ただ凄く苦しい作業といいますか、自分の問題を突き付けられるので本当に生きるのが辛かった。
本をたくさん読むのは、人の人生をなぞる行為だと思っていて、どういう行動を起こせば人に不愉快な思いをさせるのか、とか、こういう時一般的にどう立ち回るのが正解か?などを疑似体験したかったからです。
あと凄く親切な友達がいて、その子が私のこういう所すっごい変!!とか、そういう言い方は本当よくない!!って教えてくれたからなんとか人並みになれつつあるんではないかと思ってます。
大人になっても部屋は片付かず、仕事のタスクも上手くこなせず、忘れ物たくさんで、どんな仕事も続かず人間のクズになってました。
生きていく勇気もない、死ぬのも怖い、誰か何とかしてよ!って他者に今以上に依存していたように思います。
ただ、この人のブログを見てもう少しだけ頑張ろうと思いました。
http://syakkin-dama.hatenablog.com/?page=1488653399
少しずつでも人は成長してるから、だから負けないでやっていこう!って。
これ最高に泣けました。
親さえも色々諦めてて、私もこの先一生誰かを不快にして生きていくんだって思ってたから。
そうだよね、少しずつだけど確かにできてる事はある。って思うと安心しました。
私は所謂ギフトの様なものを持ち合わせてる訳ではないので、いい大学にも行ってないし、いい資格も持ってません。
この先どうしようって真剣に悩んでいます。
でも、本当に少しずつだけど変わってきてると思います。
鍵をなくさなくなったり、忘れ物が減ったり、メモの取り方を覚えたり、人と仲良くできたり。
毎日ボーッと生活して、ボーッとなんとなく生きてるっていう状況から、少しずつだけど変わってきてると思います。
たまにですが将来を思うと怖くて逃げ出したくなるんですが、それでも頑張れてるので発達障害で悩んでる皆さん、どうか勇気を出して、小さな事からコツコツ頑張っていきましょう。
大丈夫。